2017年6月25日
昨日、お寺でのご法事依頼があり、11名の参詣者の方々と共に25回忌法要のお勤めを致しました。
数年前より、ご法事の際には『お経本』をお渡しして、一緒にお勤め頂けるようご案内しております。
日常的に『お経本』を手にしていらっしゃる方は、なかなかいらっしゃらないと思います。
特にお若い方にとっては、
「初めて見た」
「初めて手にとった」
なんておっしゃられる方がほとんどかもしれません。
しかし、これも1つの『仏縁』であり、種が蒔かれなければ芽は出ることはありません。
意味もわからぬまま手に取った『お経本』かもしれませんが、そんなご縁がなければ一生手にすることもないかもしれません。
『お経』はご先祖様を供養をするためだけに存在しているのではありません。
私たちが人生をよりよく生きるための知恵がたくさん盛り込まれています。
いわば人生の教科書、バイブルのようなもの。
人生、大きな不安や悩みなく過ごせることが1番ありがたいですが、そんな人生を送れる方なんてきっとこの世にはいません。
もちろん私にも悩みがあり、苦しみがあり、不安があり、それをどう乗り越えて行くのか、模索しながら歩いています。
楽しい時は楽しい時を思う存分楽しめばいいと思います。
ですが、苦しい時には『仏教』の教えがその苦しみを軽くしてくれることがあります。
いつかどこかでお経の教えに救われるようなことがあった時、
そういや、お坊さんがあんな事言ってたなぁと思い出して仏教に答えを求めた時、
そんな時がきたならば、それは種が蒔かれていたというご縁があったからであり、大変有難いことであります。
また『お経本』をお渡ししている理由の1つに、
『共に手を合わし、共にお勤め頂きたい』
という思いもあります。
本日お勤めさせていただいたご家族様、ご親族様にとって、この度の法要が少し特別な時間であったならば、非常に有難いことです。
終了後には『記念撮影』をさせて頂きました^ ^
もちろん、ネット掲載の許可は頂戴しております^ ^
お勤め、ご苦労様でございました。