2017年11月8日
大阪では初開催となる、エンディング産業展に行って参りました。
エンディング産業と聞くと何が思い浮かぶでしょうか?
葬儀社さん、石屋さん、仏壇屋さん・・・
パッと思い浮かぶのは、これぐらいでしょうか。
そもそも、このエンディング産業展って何?
ってところですが、招待券の案内には
『葬儀・埋葬・供養などのエンディングビジネスから、寺社院運営に関する設備・サービスが集まる商談展』
と書かれています。
ですので、来場されている方というのは、葬祭事業者、墓苑管理者、石材販売店、仏壇販売店、寺院関係者が大多数を占めています。
出展されている企業は、葬祭の祭壇設備・サービスを提供する企業、寺院向けの設備を提供する企業、供養品や納骨に関するものを提供する企業、終活やご遺族に対するサービスを提供する企業などなど、約180社の多種多様な企業が集まっていました。
まず最初に感じたことが、『多角化』。
これはエンディング産業展に行く前から感じていたことですが、とてつもなく多角化しています。
今までお葬儀やお墓は、一つの形である程度まとまっていました。
しかし、現在は様々な企業が参入してきたことで、その形が多種多様になってきています。
樹木葬、海洋散骨、宇宙葬、生前葬、音楽葬、手許供養・・・
上げればキリがないくらいに多種に渡ります。
石材を使ったお墓にしても、各企業で様々な形が用意されていました。
これらが良いのか悪いのかは別にして、これが現在のエンディング産業の動きです。
これらの動きをストップさせることはできません。
これからもっと色々と変化していくことが予想されます。
そんな中で、お寺は何ができるのか?
お寺だからこそ出来ることは何なのか?
そんなことを考えながら各ブースを見学していました。
そんな中で、もう一つ感じたこと。
これは一緒に行った先輩とも話ししていたことですが、
『来場者に寺院関係者が少ないな』ということです。
本日から3日間開催されているので、今日がたまたま少なかっただけかもしれませんが、それにしても少ないなぁと感じました。
今回、自分がこの産業展に出向いた動機は、『気になるから』です。
どんな動きが起こっているのか?
それが知りたいからです。
でも、こういった動きが気になる寺院関係者は少ないのかなぁ?
というのが、率直な感想です。
自分が置かれている環境を知っておくことは、とても大切だと思っています。
今後、お寺で何か新しいことを行う際も、そういった環境を知っておかないと、的外れなことをしてしまう可能性があります。
そういう意味では、とても勉強になりました。
頂戴できるパンフレットは出来る限り頂いてきたので、またじっくり見させてもらいます^ ^
今回の産業展では、島根から来られていた先輩と、久々の再会を果たすことができました♪