心理学を学んだお坊さんのお話

2018年1月23日

マインドフルネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

マインドフルネスという言葉の定義は

「今の瞬間の現実に常に気づきを向け、その現実をあるがままに自覚し、それに対する思考や判断には囚われないでいる心の持ち方、存在の有様」

だそうです・・・

うん、いまいちピンとこないですね(笑)

 

この分野については、私自身が以前より興味のある分野で、マインドフルネスについての本を読んだりしながら勉強していました。

というのも、このマインドフルネスは、お釈迦様の瞑想修行と関連のある分野なんです。

マインドフルというのは状態を表す言葉で、先ほどの定義からその状態を言葉で表すと

『今に心がある状態』

ということになり、

瞑想は

『マインドフルな状態を作り出すトレーニング』

となります。

 

1年程前だったと思いますが、色々な場面で集中力の無さを自覚することがありました。

やらねばならぬことに加えて、やりたいことも増えてきて、子供と遊んでいる時ですら、心ここにあらずのような状態に陥っている自分。

『心が疲れている』

そんな状態だったのだと思います。

そんな時にマインドフルネスというものを知り、自分なりに勉強してみました。

マインドフルな状態になることで得られる効果の中で、もっとも自分が興味を持っていたのが、集中力の向上です。

集中力の向上=生産性の向上

集中力の向上=創造力の向上

集中力の向上=幸福感の向上

なんとハピネスにも繋がってくるのです!

私自身、以前に比べると自分の心を客観視できるようになりました。

2500年前のお釈迦様のご修行(瞑想)が、現代の叡智によって、その効果を科学的に立証する。

なんかドラマチックじゃないですか?

 

『信じるものは救われる』

こんな言葉もありますが、ロマンチストよりもリアリストが多い現代では、情報の根拠が確かなものかどうかというのも、信頼を得る上でとても重要です。

瞑想は心にも体にもいいものですよ。

だけでなく

なぜいいのか?

という根拠を示すことは大切なことです。

 

そしてこの度、そんなマインドフルネスの根拠をお話して下さる、おそらく日本で一番有名な副住職さんとお食事の機会を頂き、大阪で行われたマインドフルネス関連の講演会にも、無理をお願いして参加させて頂きました。

一般向けの内容だったのですが、だからこそとてもわかりやすく、また一つ知識を深めることができました。

講師の方から

「今日の資料を参考にして頂いて結構なんで、いくらでも使ってください。わからないことあればなんでも聞いてください」

と、ありがたい言葉を頂戴しました。

皆様にお伝えしながら、実践できるワークを考えて参りたいと思います。

2月17日(土)午後2時より、『心と向き合う瞑想の時間』と題して、参加の皆様と共に瞑想やマインドフルネスについての理解を深めてまいりたいと思います。

どなた様でもお越しいただけますので、興味のある方は是非お寺まで足を運んでみてください^ ^

2月に入ってから、また改めてご案内いたします。