お葬式について

お葬式は誰のためのものなのでしょうか?
お亡くなりになった方のお弔いのためであると同時に、ご遺族の皆様のためのものでもあります。
日蓮宗でご拝読致します『妙法蓮華経』というお経には、「常に悲感を懐いて 心 遂に醒悟す」とあり、 「悲しみは常であることを知り、その悲しみを大切に懐く中で、その心は目醒め悟りへと至る。」という意味があります。
逆説的に考えると、その悲しみや苦しみが、あなたの心を目醒めさせるのだと捉えることができます。
亡き人への愛着を懐きながらも、その死を受け止め、ご遺族の皆様が新しい一歩を踏み出していけることを願い、お葬式をお勤め致します。

◎お葬式の流れ

1、枕経
枕経は本来生前に行うものとされていました。
死を眼前に控えた方に対し、仏教の教えにお導きを頂きながら、心安らかに最期を迎えて頂くためです。
現在では、亡くなられて間もなく、僧侶が枕元で臨終のお経を手向けます。
枕経では、亡き人の『臨終正念』をお祈り致します。
『臨終正念』は、死をお迎えした際に心乱れることなく、仏様の教えをお聞き頂き、安らかな旅立ちを望むという意味があります。
2、お通夜
お通夜は、その文字が示す通り、夜を通して灯明や線香を絶やさず、故人様との最期の別れを悲しむものでした。
現在では簡略化されつつありますが、故人様と過ごすことのできる最期の夜であることに変わりはありません。
亡き人との思い出や、その方が大切にされていたこと、その方の生き方など、自分の中で整理していくための時間になります。
大切な時間として、お過ごし頂きたく存じます。
3、お葬式
お葬式は故人様の霊魂を鎮め、引導をお渡しすることで霊山往詣(この世からあの世への旅立ち)の安心をお説きする儀式です。 僧侶が読み上げる『引導文』の概要は、諸行無常の理を伝え、迷いの世界から悟りの世界に入るための心構えを説いております。
生前に『お戒名』が授与されていない場合は、お葬式の際に『お戒名』を授与致します。
4、初七日 中陰 満中陰(四十九日忌)
近年、初七日の法要は火葬・収骨後に繰り上げて行われるようになっております。
当山では、ご遺族の方々にとって差し支えない場合、お寺の本堂でのお勤めをお勧めしております。
(必ずしもお寺の本堂でお勤めするという意味ではございません)
5、中陰 満中陰(49日忌)
お亡くなりになった日から満中陰(49日)を迎えるまでは、7日ごとに法要を営みます。この49日間を中陰の期間と申します。
亡き人を一週間ごとに供養すると同時に、ご遺族の方々が亡き人への想いを深め、ご自身が抱える悲嘆に少しずつ区切りをつけていく大切な期間でもあります。
『忌中』という言葉がありますが、これは中陰の49日間のことです。無事に中陰が明け、忌が除かれる日のことを『忌明け』といい、 『満中陰』(49日)のことを指します。49日の法要は、忌が明けたことを祝う法要でもあります。
6、納骨
お墓のある方は、中陰が明けてから納骨するのが一般的です。
お骨に関することも、遠慮なくご相談下さい。

◎菩提寺のない方

当山では、菩提寺のない方のお葬儀もお受け致します。
日蓮宗の法要式に則ってお勤め致しますので、その事にご理解頂けるのであれば問題はございません。 ただ、親族間において後々問題になることもございますので、あらかじめご相談下さい。


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