2017年6月22日
最近、メディアでよく聞くようになったAI(人工知能)という単語。
機械でありながら学習していくんなんてホントにすごいですよね!
僕ら世代(現在私は36歳)ではもはや・・・
ついにドラえもんの誕生か!!??
と思わせられるほど、科学の進歩の目覚ましい発展に驚かされるばかりです。
しかし、これはこれで恐ろしい(-。-;
今まで人間がしてきたことを、どんどん機械が出来るようになってくるとなると、今の自分の仕事も脅かされるのでは?
と考えられるからです。
お坊さんもいずれはAI(人工知能)を搭載したロボットがお経を読み、お葬式や法事を勤め、プログラムに組み込まれた仏教の話をする。
そんな時代がやってくるかもしれません。
なんだか見てみたい気もしますが、あながちないとも言い切れないような気がしますので恐ろしさを感じます。
日本の人口はこれから急激に減っていきます。
人口が減っていく中で、仕事の効率が変わらなければ1人1人の仕事量が今より増えることになります。
そんな時代にAI(人工知能)は大きな助けとなるはずですが、人間が人間にしかできないことを模索していかなければ、いずれは機械に支配される時がやってくるかもしれません。
小学校の頃に「ありえない!」「夢物語だね」と思えたようなことも、今では「本当にそんな日が来るかも」と思えます。
そんな未来に人間はどのようにして存在価値を見出していくのか?
最近メディアでよく見かける、とある方がとても気になっています。
それは元横綱貴乃花関の長男、花田優一さんです。
イケメン!!!
であることで世の女性の注目を集めているかもしれませんが、それはさておき特筆すべきはその職業とスピリット!
彼、世界に2つとない靴を作る靴職人なんですよね。
15歳でアメリカへ留学、時期は不明ですがその後イタリアのフィレンツェに渡り、革靴の本場イタリアで3年間の修行。
現在は自身の工房で靴職人として生計を立てていらっしゃるとのこと。
父である貴乃花関も15歳で相撲界に飛び込んでいるので、土俵は違えど親の背中を追う子供の姿がそこにあるような気が致します。
花田優一さんは有名一流大学への進学も可能だったそうですが、靴職人の夢を追いかける道を選んだとのこと。
非常に厳しい存在であった父貴乃花関も、自分自身が15歳で相撲界へ飛び込んだ時同様、息子が歩もうとしている道は、息子を一回り成長させるものであるとの確信から、息子の旅立ちを後押ししたそうです。
そんな花田優一氏はとてつもなくハングリー!
彼のドキュメンタリー番組を見た時、『求道』の2文字が相応しい程に、靴職人としての道を探求されていました。
すべての工程を自分1人で仕上げ、一足仕上げるのに2週間、値段は15万円から。
なかなか手の出せないお値段ですが、そこには人間にしか出来ない、花田優一にしか出来ないものが盛り込まれています。
「僕の仕事はAI(人工知能)に取って代わられることはない。」
そんな彼の魂の声が聞こえてくるようです。
今現在、私たちにとってAI(人工知能)は身近なものではありません。
しかし、いずれは日常の生活に当たり前に存在する時代がくると思います。
そんな近い将来、自分の仕事がAIに取って代わられることのないような未来を、私たちや私たちの子供達が描けるでしょうか?
どこの企業でも人件費にかかる費用は大きいと思います。
その人件費をつぎ込んででも、ご依頼頂けるような『人間力』を身につけていきたいですね。
私はそんな『人間力』の形成に『仏法』が与えてくれるものは大きいと思っています。