ご祈祷について

●日蓮宗の御祈祷とは?

仏教が教える基本的な言葉の一つに『因縁』という言葉があります。これはどんなものでも単独で成り立っているものはないという、実に合理的な教えであります。良き因縁によって良い結果がもたらされる事もあれば、悪い因縁によって悪い結果がもたらされる事もあります。
日蓮宗の御祈祷は法華経守護の諸天善神のご加護を頂くことです。悪い因縁を取り除き、目には見えない御本仏の存在、御本仏のお導きにお気づき頂く事が肝要であります。
御祈祷では『家内安全』や『身体健全』、『病気平癒』や『試験合格』など、種々の願いを神仏に祈りますが、自身の欲求を叶えることが本来の御祈祷ではありません。自身の願いを仏様の目を通して見た時、必ずしも正しい願いであるかどうかはわからないのです。日蓮宗のご祈祷は悪き因縁を良き因縁に。仏様に良き道を示して頂くことなのです。そのお導きの結果、願いの成就に繋がるというのがご祈祷の意義です。


●荒行とは?

日蓮宗の御祈祷は100日間の荒行を修めた者だけが感得できる木剣加持祈祷をもって行います。荒行僧の1日は午前3時の水行に始まり午後11時までの間に7回の水行、そして尊神堂での読経、書写行と休むる時のない修行を100日間勤めます。食事も1日に2回の白粥、修行を終える頃には体もやせ細り、死と蘇生の宗教体験を体得する過酷なものです。
当山の住職はこの荒行を4回、副住職は2回修めさせて頂いております。


●当山のご祈祷について

当山では年中行事である節分会(2月3日)、御守護神祭祈祷会(5月22日)、毎月1日(1月、5月を除く)の盛運祈祷会の際にご祈祷を行っております。
また個別でのご依頼も承っております。当山へ御参拝頂けない方にもご自宅までお伺いし御祈祷させて頂きます。施主様のお話を聞かせて頂いた上でお勤めさせて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。


●一般的な祈願の種類

『家内安全』、『身体健全』、『病気平癒』、『除厄開運』、『交通安全』、『商売繁盛』、『安産祈願』、『発育円満』、『学業成就』、『社運隆昌』、『心願成就』など。

●ご祈祷を受ける機会の一例

『病気平癒』・・・病気
『安産祈願』・・・妊娠
『発育円満』・・・出産、七五三
『学業成就』・・・入学
『試験合格』・・・入試
『良縁成就』・・・恋愛
『交通安全』・・・車両購入(車やバイク、自転車にご祈祷します)
『地鎮祭』・・・・新居建築前
『家祈祷』・・・・新居・転居
『除厄開運』・・・厄年
『商売繁盛』・・・事業繁栄
『心願成就』・・・言葉に出来ない心の願い

※まずはお気軽にご相談ください。 本昌寺TEL