ご供養について

●供養とは?

一般的な意味合いとしては、御先祖様やお亡くなりになられた故人に対し、お心遣いを具体的な行動として示すことです。近親者がお亡くなりになった時、安らかなる旅立ちであることを祈り、種々の供養を捧げる事は、ご家族にとってごくごく自然に湧き出てくる気持ちであると思います。
日蓮宗の宗祖である日蓮聖人は「我が頭は父母の頭、我が足は父母の足、我が十指は父母の十指、我が口は父母の口なり」とご教示されており、自分自身の命が自分の所有物であるように考えるのではなく、父母、祖父母、脈々と繋がってきた命であるということを理解し、父母や祖父母、そして御先祖様への感謝の気持ちを表すと共に、自分自身の心の在り方を見つめなおすことが大切であるという事を私たちに教えて下さっています。
供養の心を持つということは、仏法を学ぶこと、己の人生を輝きあるものにするための智恵を頂くことにも繋がってくるのです。
お仏壇のあるご自宅での日々のご供養については、あまり負担が大きくならないように、ご自身が続けていける範囲でお務め下さい。続けていく事が大切なのです。


●御先祖様の供養

月参りや祥月命日参り、一周忌、三回忌、七回忌などの年忌のご法事、春秋の彼岸とお盆の際にお勤めしているお施餓鬼法要など、種々の供養を行っております。これだけに限らず、施主様のご意向をお聞きした上でのご供養もご提案させて頂きます。


●水子の供養

お母さんのお腹に命が宿った時が生命の誕生であります。たとえこの世に生まれてくることが出来なかったとしても、尊い命であることに変わりはありません。せめて気持ちを届けたい。親や家族にとってそのような気持ちを持つことはごくごく当然の事であります。また大きな悲しみが癒えない、そのような方もいらっしゃるかもしれません。まずはご相談ください。


●ペットの供養

ここ何年かの間にペットの供養に関するお問い合わせを頂く事が多くなりました。当山にはペットを火葬、及び埋葬する施設はありませんが、施主様とご相談の上、ペットの供養は行っております。
核家族という家族形態が一般化する中で、ペットを大切な家族の一員としてお考えになる方が多くなってきました。ペットを家族の一員として丁寧に供養することは、大切な心を教えて頂く大きな機会でもあると思います。

※まずはお気軽にご相談ください。 本昌寺TEL