おてらおやつクラブ

お寺から「おそなえ」を「おさがり」として「おすそわけ」

平成26年現在、日本の子供(17歳以下)の貧困率は16.3%に達し、昭和62年の調査開始以来、最も高い数値となっています。「おてらおやつクラブ」はお寺にお供えされた様々な「おそなえもの」を、仏様からの「おさがり」として頂戴し、全国の一人親世帯の家庭を支援する団体と協力して、経済的に困難な状況にあるご家庭へ「おすそわけ」する活動です。

「おすそわけ」を通じ、各ご家庭と支援団体との関係性の深まりに寄与し、貧困問題解決への貢献を目指している組織です。

最近メディアでもよく紹介されているので、ご存知の方が多いかもしれません。

当山はこの『おてらおやつクラブ』加盟寺院です。お寺にお供え頂いたものだけでなく、檀信徒さんや近隣の方が、支援の品をお届け下さる事もございます。

この活動に参加することになった経緯には、自身(副住職)が幼い子供の親であり、子供の貧困問題は他人事ではないと感じた事と、『利他行の実践』という仏教に於いてとても大切な事の実践であると思ったからです。

この活動を通じて子供の貧困問題解決に少しでも協力し、活動を共にする方々(檀信徒や地域の方々)と共に『利他の心』の大切さを感じて参りたいと思っています。

ご協力頂ける方がいらっしゃれば、共に活動を致しましょう。

※貧困率・・・家庭の所得がその国の標準的所得の半分以下になる世帯の割合
※利他の心・・・自分の事ばかりではなく他者のことを考える心。自分が色んなご縁で生かされている事に感謝することが大切