日蓮宗大荒行堂

2017年11月5日

11月1日より、平成29年度の大荒行堂が始まりました。

今年は和泉管区から1名の修行僧が入行されました。

私は最後の修行が平成22年。

かれこれ7年も経ちました。

今回、和泉管区より入行された方は、3度目の荒行。

実は私が2回目の時の初行(1回目)さんでした。

この7年の間に、3回入行されたことになります。

宗派を超えた学びの場でもご一緒することがあり、何かとご縁のある方です。

今回、修行中に大役を拝命されたそうで、無事円成、無事成満をご祈念致すところです。

 

この日蓮宗の大荒行堂は、11月1日から翌年の2月10日までの100日間続きます。

日蓮宗の『祈祷』は、この修行を終えた者にのみ相伝されます。

荒行僧の1日は午前2時起床から始まり、3時、6時、9時、12時、15時、18時、23時、1日7回の『水行』、そしてその合間には『読経』『書写行』『木剣相伝』と、隙間のない100日間を、朝夕2回の白粥の食事で生活致します。

このような苦行は、自己の『懺悔滅罪』の修行であります。

これらの修行を経て、目には見えない『妙法経力』が自己の心身に蓄積し、ご祈祷を受ける人々に、効験利益を顕わすとされています。

 

私が次のご縁を頂けたならば、3度目となります。

30代の間にご縁が頂けますように。